なぜ煙草を吸わない人でも肺ガンになるの?
お酒を毎日飲んでいてもガンにならない人がいるかと思えば、
煙草を吸わない人が肺ガンになるなど、人によって違うのものです。
では、ガン細胞はどうして生まれるのでしょうか?
これについても、尊敬する近藤先生のお話が参考になると思います。
近藤先生の説は「人はみんな容量の異なる発ガンバケツを持っている」というものです。
少し詳しく紹介しましょう。
遺伝子にキズをつける原因には、放射線、タバコ、農薬、大気汚染などいろいろあります。
よく「食品添加物には発ガン物質が多い」と言われますが、
体にいい食品の代名詞、豆腐の凝固剤だって添加物ですね。
また、自然食品店の有機野菜には泥付きのものがありますが、
その泥に高濃度の有害物質が含まれている、ということもあります。
大気中にも、水道水にも、ミネラルウォーターの中にも、そして紫外線にも発ガン物
質はいろいろと含まれています。
毎日の生活の中で、太陽の光を浴び、息をして水を飲むだけで
つまり、生きているだけで、発ガン物質はどんどん身体の中に侵入してくるんです。
ところが、「発ガンバケツが今どのくらい満たされているか」で、
身体に侵入してくる発ガン物質の量は同じでも
「発ガンする、しない」に違いがでるということです。
タバコの発ガンリスクも、毎日の本数や年齢、吸ってきた年月によって変わってくるので、
人によって異なり、なかなか計算が難しいようです。
ですが、お酒を飲みながら喫煙すると、タバコに含まれる発ガン物質がアルコールに溶けて、
体内に浸透しやすくなります。