がんもどき理論

近藤誠先生の「がんもどき理論」は、多くの方の支持を得ています。

100万部のベストセラー『医者に殺されない47の心得』の著者近藤誠先生の「がんもどき理論」が、多くの方の支持を得ています。

そもそも「がんもどき」とは、豆腐の加工食品のひとつで、略して「がんも」とも呼ばれています。

水気をしぼった豆腐に、すったヤマイモ、ニンジン、ゴボウ、シイタケ、コンブ、ギンナンなどを混ぜ合わせて丸く成型し油で揚げたものです。
もっぱら、おでんや煮物に用いられることが多いようです。

名前の由来についてはいろいろな説ありますが、最も知られているのは雁の肉に味を似せたとされることから「がんもどき」だという説です。

他にも鳥類の肉のすり身を鶏卵大に丸めて煮たり蒸したりする料理「丸(がん)」に似せて作ったという説や、がんもどきの中にきくらげではなく安物の昆布で代用したら、丸めた形の表面に糸昆布が現れてその様子が雁が飛んでいるかのように見えたからという説などがあります。

ここでは、本来の「がんもどき」とはまったく関係ないのですが、近藤誠先生の「がんもどき理論」について考えてみたいと思います。

近藤先生の「がんもどき理論」とは、ざっとこんなことになります。

がん細胞はタバコ、大気汚染、農薬、放射線などの発がん物質によって遺伝子が慯つき、自分自身の正常細胞が少し変異して生まれます。
ですから、ウイルスでもインベーダーでもなく、いわば「身内」なんです。

がんの性質は人の性質と同じようにさまざまですが、「臓器転移のある本物のがん」か「転移のないがんもどき」の2つに1つです。
転移するがんと、転移しないがんは最初から決まっているという事なのです。

「本物」と「もどき」は、細胞を顕微鏡で見ても爪二つ、顔がそっくりで見分けがつかないのですが、全く性質が異なります。

「本物のがん」は、人を殺すがんで、@無限に増大する。A他臓器に転移する。
という2つの性質を、兼ね備えています。
「がんもどき」は転移能力がなく、大きくならなかったり、自然に消えることもよくあり、おとなしくて、人を殺せるばどの勢いはありません。

日頃から健康な人が、がん検診などで、がんと診断されるものは、ほとんどが「転移のないがんもどき」だといいます。

検診などで早期にがんが見つかった時、そのがんが『転移するがん幹細胞によるもの』ならば、いくら早期でもそれ以前の段階で転移は起きていますから、手術で根治する事は不可能。

逆に、『転移する能力がないがん幹細胞によるもの』ならば、放っておいても『おでき』のようなものなので、慌てて手術や抗がん剤治療を受ける事はない。

つまり、患者は自らのがんが『がんか、がんもどきか』を気にせずに、ゆっくり様子をみていくというのが「がんもどき理論」の結論なのです。

そして自覚症状が出てきて『QOL』(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)が落ちてきたときに、初めて対処を施していけばいい。
すぐに手術したり抗がん剤投与を始めたりするのは、かえってQOLを下げてしまう事につながるというのです。

私は以前から、この近藤先生の説には大賛成で支持している者の一人です。



 

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